はじめまして、哲学者です。


はじめまして。Bloggerでブログを始めることにしました。

前々から何かのトピックに特化したものではなく、自分自身の関わっていることをまとめあげるとまではいかなくとも、何かつなぎとめるようなブログを作りたいと考えていました。いわゆる自分自身のポータルサイトのようなブログです。今回、ようやく実行に移すことができました。

私は誰かというと、一言でいえば哲学者の端くれのような存在なのですが、特に哲学でお金をもらっているわけではなく、自分自身の立ち返る場所として哲学を据えています。


「ソフィーの世界」を小学6年生の時に読んで以来、「自分は何のために生きているのか?」「世界はどこから来てどこへ向かうのか」といった哲学の問いの大切さ、難しさ、面白さに惹かれ、生涯かけてその問いに向き合っていきたいと思い、大学でも哲学を専攻しました。

しかし、大学では「哲学の問い」について考えるというよりも、文献の読解に充てる時間が多かったです。確かに哲学は「厳密学」と称する人もおり、読解は重要ではあるのですが、哲学で私が求めていたこととは少し違うような気もしていました。

そんな折、人づてで別大学の哲学の学生の話を聞きました。なんでも、就活している他学部の学生に向けて「君たちは大変だねぇ、就活をするなんて(大学院に進み高尚な哲学をする私には関係ない)」と言ったそうなのです。この話を聞いて、「これは、違うな」と思いました。

象牙の塔の中で研究して、外にいる人たちを冷笑するのが哲学ではない。むしろ、それぞれの現場で必死に生きている人達にとっての糧になるのが本来の哲学のはず。

当初、大学院に行くことを考えていた私ですが、こうしたこともあって、就活して企業に勤めることにしました。

そして様々な経験をさせてもらい、今となっては、自分が携わる領域も広がりました。

社会人哲学者として、これから何を考えて、何ができるのか、まだまだわからないことも多いですが、本ブログを通しても考えていきたいと思います。